子どもの忘れ物に困っていませんか?親子でできる対策をご紹介

子どもの忘れ物に困っている方は多くいらっしゃるかと思います。

「対策をしたいけど、何をしたらよいのかわからない」
「子どもに何度言っても忘れ物が減らない」

など、悩みはつきません。

今回は、子どもの忘れ物を減らすために親子でできる対策をご紹介します。

忘れ物をする子どもには2種類のタイプがある

忘れ物をする子どもには大きく分けて2種類のタイプがあります。一つは忘れ物をしてもまったく気にせず、平気なタイプ。もう一つは忘れ物をすると非常に気にしてしまい、思い悩んでしまうタイプです。

忘れ物をしても平気なタイプへの対策

忘れ物をしても平気なタイプの子どもは、忘れ物をしてもすぐに記憶から削除して、まったく気にしていない場合があります。そのため、何度も忘れ物を繰り返してしまうことも。まずは、忘れ物をしてはいけないと教えるところから始めましょう。

大人からしたら忘れ物をしてはいけないのは当たり前ですが、子どもはいけないと思っていないことがあります。忘れ物をしたら困るという実感がない場合は、失敗をして覚えさせるのも一つの方法です。

忘れ物をすると落ち込むタイプへの対策

忘れ物をすると落ち込むタイプの子どもは、忘れ物を極度に恐れて萎縮してしまう可能性があります。完璧主義で失敗を恐れる性格だったり、先生に強く注意されたことがトラウマになっていたりするなど、子どもによって原因はさまざま。

忘れ物は誰でもするものなので、落ち込んだり反省したりする子どもには、励ましの言葉をかけたり慰めたりするのがおすすめです。

子どもが忘れ物をしないための対策


ここでは、子どもが忘れ物をしないための具体的な対策をご紹介します。

チェックリストを作ろう

持ち物のチェックするリストを作ると、子どもが一つ一つ自分で準備できます。シールやスタンプを使って楽しくチェックするのもよいですね。ランドセルの蓋の裏に貼り付けておいたり、決まった場所にチェックリストを置いておくなど工夫するとよいでしょう。

ホワイトボードにメモしよう

いつでも見える場所にホワイトボードを置いておき、そこに持ち物を書きましょう。準備したら消すのではなく、マークをつけておくのがおすすめ。消してしまうと何を準備したかわからなくなる可能性があります。書き間違えに注意。メモを貼り付けておく方法でも大丈夫です。

指さし確認をしよう

準備を終えたら、親子で一つ一つ指差し確認をすると安心です。慣れてくると一人でも確認できるようになりますよ。

帰ってきたらすぐに準備をしよう

帰ってきたらすぐに翌日の準備をする癖をつけましょう。帰宅後すぐに遊びたい子どもは嫌がるかもしれませんが、慣れればさっと準備できるようになります。夜や翌朝に準備をすると持ち物が足りなくて困る場合がありますが、帰ってすぐなら買い足しに行くことが可能です。

玄関に置いておこう

準備したものは玄関に置いておくのがおすすめ。せっかく準備したのに持っていくのを忘れると、本人もがっかりしてしまいます。玄関に置いたまま忘れてしまう子どももいるので、朝の見送りのときに一緒に確認すると安心です。

子どもが忘れ物をしないために親がすべき対策


ここでは、子どもが忘れ物をしないために親がしたほうがよい対策をご紹介します。

帰宅後に学校の話をしよう

帰宅後に親子で学校の話をすると、今学校で何をしているかがわかります。例えば、美術で絵を描いていれば、「絵の具は足りているかな」と親が子どもの状況を想像できます。子どもは必要なものがなくなってから急に親に足りないと言ったりするので、ふだんの会話から状況を把握しておくのがポイントです。

忘れ物をしなかったら褒めよう

大人からすると忘れ物をしないのは当たり前かもしれません。しかし、忘れ物をしやすい子どもが忘れ物をしなかった日は特別な日です。子どもは褒められると伸びるので、たくさん褒めて自己肯定感を高め、やる気を出してあげるとよいでしょう。

忘れる原因を確認しよう

同じような忘れ物をするなら、忘れる原因を確認してみましょう。いつも宿題を忘れるなら勉強に躓いていないか、突発的に必要になったものを忘れるなら親に言うタイミングを逃していないか、日常的に必要なものを忘れるなら注意散漫なのではないか、などです。原因を把握すると声がけがしやすくなります。

忘れ物を学校に届けよう

親がいつも忘れ物を届けていると、子どもは忘れないための努力を止めてしまう可能性があるのでおすすめしません。しかし、忘れると授業がまったく受けられなかったりするなど、どうしてもその日に必要なものは届けたほうがよいでしょう。臨機応変に対処する必要があります。

子どもが忘れ物をしないための対策 まとめ

子どもが忘れ物をしても、そのうち治るだろうと考えたり、性格だからと諦めて放置したりしていませんか。もしくは、忘れ物をしないために親が準備をしてしまったり。しかしそれではいつまで経っても子どもは自立しません。

とはいえ、忙しくて時間がない中、子どもの忘れ物対策に時間を割くのは大変だと思います。一度にすべてやろうとはせずに、少しずつ対策を試してみるのがおすすめです。