Youtuber？サッカー選手？今の小学生が将来なりたい職業とは

子供たちはどんな夢を持っているのでしょうか。自分のお子さんの夢知ってしますか？子供を持つ家庭であれば気になるところですね。今の小学生は将来どんな職業に就きたいと思っているのでしょうか。

今の小学生は将来どんな職業に就きたいと思っているのか

日本FP協会小学生「将来なりたい職業」ランキングの2019年度調査によると男の子の1位は「サッカー選手・監督など」、2位は「野球選手・監督など」、そして3位は「医者」と「会社員・事務員」が同率となっています。

それでは女の子はどうでしょうか。1位は「看護師」、2位は「獣医」、そして3位は「保育士」となっています。

男の子のランキングについては「サッカー選手・監督など」、「野球選手・監督など」が多少の順位の変動はありつつもここ数年、上位を独占しています。男の子にとってプロで活躍するスポーツ選手に憧れを持つ子供が多いということなのでしょうね。親としても応援してあげたくなりますね。

女の子のランキングについては「看護師」が3年連続3位以内にランクインしていました。そしてここ10年程見てみても「看護師」は10位以内にはいつもランクインしています。「看護師」は小学生の女の子にとって昔から憧れの職業の1つということが言えますね。「看護師」は病院等でお世話になることも多く、小さい頃から身近な存在であり、憧れる女の子も多いということでしょうか。

世間を賑わせたあの職業は？

男の子のランキングについてですが、2018年度、2017年度に10位以内にランクインしており、一時期ニュースでも取り上げられていた職業に「ユーチューバー」がありました。

スマホやタブレットそして携帯ゲーム機が小学生にも普及してきておりスマホやタブレットそしてパソコンなどでユーチューブを見る機会が多くなったことなどによりランクインしたと考えられます。

小学生の間でもユーチューバーごっこが流行っているとテレビや雑誌で取り上げられるほど話題となっていましたが、2019年度のランキングにおいては10位以内には見当たりませんでした。これからもランクインしていくかと思われましたが、ユーチューバーへの憧れも一時的なものだったようです。

「ユーチューバー」はランキングから外れましたが、「ゲーム制作関連」という夢は2019年度にも5位にランクインしています。スマホやタブレットそして携帯ゲーム機の小学生への普及の増加によりこれからはこの「ゲーム制作関連」という職業が小学生の将来の夢に影響していくかもしれませんね。

そして「ユーチューバー」については話題になっていたので女の子のランキングにも入っているものと思われましたが、意外にも過去のランキングを見ても女の子のランキングには「ユーチューバー」は登場していませんでした。女の子は男の子よりも現実的ということなのでしょうか。

女の子の憧れは昔から変わらないあの職業

女の子で注目すべき職業が2019年度に6位で入っている「パティシエール」です。

フランス語で「菓子製造人」のことを指す「パティシエール」ですが、2009年から2018年まではずっと3位以内にランクインしているのです。すごいですね。女の子にとって「パティシエール」は時代が変わっても憧れの職業の１つなのですね。今も昔も甘いものが好きという女の子が多いということでしょうか。「将来の夢はケーキ屋さん」と多くの女の子が1度は夢見る職業と言うことができますね。

実は10年前とあまり変わっていない小学生の夢

改めて小学生の将来なりたい職業ランキングトップ10を見てみてみると、男の子・女の子ともにたまにその時代の流行ったものの影響を受けたと思われる職業がランクインしているものの、多少の順位の変更はありますが、全体的にみてあまり変動がないように思います。

世間では昔とは変わったと言われることも多いですが、男の子の場合ですと既出の「サッカー選手・監督など」、「野球選手・監督など」以外にも「学者・研究者など」も10年前からランクインしていることも多くあります。女の子の場合は今まで述べてきたような職業の他にも「保育士」などの職業もずっとランクインしています。

こうして見てみると今も昔も小学生が憧れる職業というのは基本的には変わらないものなのかもしれません。

小学生の夢は意外と現実的、そして身近な人が憧れの対象

今までいろいろと見てきましたが、2019年のランキングだけをみてみても男の子の夢でランクインしている「サッカー選手・監督など」の3位までのランキング以外では「建築士」や「警察官」などもランクインしています。女の子のランキングも「看護師」などの3位までのランキング以外でも「医師」や「美容師」、「教師」などもランクインしています。

こうやって小学生が憧れる職業のランキングを相対的に見てみると小学生は大人が思うよりも意外としっかり周りを見ていて、現実的だという事ができるのではないでしょうか。そしてやはり身近な存在やよく見る人が憧れの対象になりやすいという事ができるのではないでしょうか。

いずれにしても子供たちの中にある将来の夢は親としては応援してあげたいものですね